前半戦の雑感
目次
- 監督について
- 新戦力
- 現在のフォーメーション
新シーズンが始まり9試合が経過しました。成績は3勝5敗で15位とあまり良いとは言えません。昨季国王杯決勝進出と結果を出し、信頼を得ていたガイスカ・ガリタノ監督にも疑問の声が上がっています。補強が出来ないクラブの信条も影響してか、なかなか戦術に幅を持たせることが出来ずにいる印象です。
ガリタノ監督を解任した時の後任として前監督のエルネスト・バルベルデやバレンシアを率いていたマルセリーノ・ガルシア・トラル、そして昨季国王杯でビジャレアルやセビージャを倒し準優勝まで導いた、クラブのレジェンドであるアンドニ・イラオラなど様々な名前が挙がっています。(マルセリーノには既にオファーを出したとする報道もあります)
私感ですが、クラブは今すぐにガリタノ監督を解任しようと考えているわけではないと思います。しかしこの先チームの状態が改善しなければ、十分解任も有りうるのではないでしょうか。
現状クラブには暗い話題が多くあります。しかしちろん明るい話題もあります。筆者は開幕戦で下部組織出身の新たな若手選手がるとテンションが上がるのですが、今年も補強を含めて新たな戦力が台頭してきました。
今回はビルバオに新たに加わった新戦力について記事にしようと思います。筆者もまだ数試合しか観ておらず、完全に特徴を把握しているわけではないのでお許しください。
今回紹介する選手
- アレックス・べレンゲル
- オイエル・サラハ
- ウナイ・ベンセドール
- ジョン・モルシージョ
□アレックス・べレンゲル(25)
トリノから1000万ユーロで獲得した選手。数年前から補強候補に挙がっておりついに実現した。ビルバオでは基本的にウイングの位置で起用されそう。6節のレバンテ戦で初ゴールを決めたが、まだ完全に監督の信頼を掴んではいない。
同じポジションのコルドバやモルシージョと比べ、より中央でストライカー的な動きが出来る選手。得点源が不足しているビルバオで貴重な存在となれる。ムニアインのドリブル、イニャキウイリアムスのスピードなど何か一芸に秀でているわけではないが、全てのプレーが水準以上の選手だと思う。
1000万ユーロという高い投資に見合った結果が出せるのか注目。
□オイエル・サラハ(21)
プレシーズンの好調を維持し6節のレバンテ戦でデビュー、8節のセビージャ戦で初先発を飾った期待の若手選手。ウナイロペスのように、ボールを持った時に特徴を出すことが出来る。特にボールを左右に散らすだけではなく、推進力のある持ち運びや飛び出しが良い。
その反面守備時、簡単に当たり負けしてしまうことや競り合いが弱いことなど課題がはっきりしている。将来主軸となることが出来る選手かというと、少し疑問が残る。リーガのプレー強度に適応出来れば面白い存在になると思う。
□ウナイ・ベンセドール(19)
去年デビューした選手で今年は途中出場が多くなりそう。まだ若いがパスの精度・視野の広さ・落ち着いたボール捌きが特徴。ピッチ全体を見渡しながら、スペースを意識してボールを配給出来るので、ボールを保持したい局面では重宝されるのではないだろうか。
筆者的には将来ビルバオのセントラルミットフィルダーの中心になれる存在だと思う。
□ジョン・モルシージョ(22)
プレシーズンで結果を出しそのままグラナダとの開幕戦でいきなり先発出場。フリーキックでキッカーを任されているのでチームからの信頼も厚い。
相手DFと1対1になったらどんどん仕掛けてクロスまで持ち込むのが彼の良い所。ドリブルはパワー・スピードどちらも備えており、簡単にボールを奪われることはない。昨季Bチームで10得点8アシストを記録しているので、得点に絡むことも期待できる。
守備もさぼらず行い、前からプレスに行く。これからどの程度活躍するのか、ますます楽しみな選手。
簡単にですが、アスレティックビルバオの若手選手を紹介しました。今季も若手の台頭が楽しみです。
最後にフォーメーションを書いて終わろうと思います。
左SBのユーリとバレンシアガはどちらも30歳を超え、ベテランの域に入っています。Bチームに有望な選手がいれば問題ないのですが、ソシエダのアイエン・ムニョスを狙うのも一つの策だと思います。
少し中途半端かもしれませんがこれで終わります。TWITTERのフォローやコメント等お待ちしています。
サンセット!
— ビルバオ (@USDk2B47Bnbd3T6) 2020年10月31日