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リーガで久保建英のライバルになりそうな若手

ビジャレアル戦でリーグ戦初ゴールを記録した久保建英選手ですが、今回はそのライバルとなりそうな選手をリーガの中から紹介していきます。
今回は文字数が少し多いいですが読んでいただけると幸いです。


イ・カンイン(バレンシア・韓国)
年齢 18
市場価値 2000万ユーロ
ポジション サイドハーフが本職 中央もできるはず
今シーズンの成績 6試合(先発2)1得点 16節終了時

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(Photo by Jean Catuffe/Getty Images)

初めに最近日本でも知名度が上がってきている若き韓国人MFのイ・カンインです。マルセリーノからセラーデスへ監督が変わったことで、徐々に出場機会を増やしています。

バレンシアでは基本的にサイドを任されています。ただスピードのあるタイプではないので、縦に突破することはあまりなく、内側に切り込んでドリブルで勝負したり、味方とのワンツーで突破することが多いです。日本人で言えば中島翔哉のようなプレースタイルです。

中島と違うところを上げるなら、体幹が強く、守備もきちんとする意識があるところです。


ただ守備意識は高いのに、簡単にハーフラインからのカットインを許してしまい、その結果2列目の守備に混乱をもたらしてしまうことがチラホラあります。

特にバレンシアの4-4-2のフォーメーションであれば、カットインされてしまうとセントラルミットフィルダーのパレホが対応することになってしまい、真ん中に大きなスペースを作ってしまうことになります。

以下の図は相手のサイドバックが内側へ切り込んだ際に生じる、バレンシアの守備の崩れの例です。

バレンシアの基本フォーメーションである4-4-2はスペースに均等に選手を配置しています。ただしその弱点としてカットインへの対応が遅れるとその対応のために、中盤にスペースを生むことになります。

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カンインの守備から生じるバレンシアの守備陣形の崩れ

守備がよくなればもっと使いやすい選手になると思うのでこれからの改善に期待しています。


アンダー世代の世界大会でmvpを獲得したことから、一躍有名人になりました。しかしまだまだ若さからの判断ミスが多くあります。彼のドリブルやプレスキックは試合の流れを変えるクオリティを持っているだけにこれから期待したい選手の一人です。

久保建英よりも市場価値が2倍あるので、ヨーロッパでの評価は今のところ同等かややイ・カンインの方が高いみたいです。


フエッラン・トーレス(バレンシア・スペイン)
年齢 18
市場価値 2000万ユーロ
ポジション 右サイドハーフ
今シーズンの成績 15試合(先発11) 3得点

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(Photo by Pressinphoto/Icon Sport via Getty Images)

バレンシア期待のスペイン人選手です。この選手は久保の1歩先を進んでいます。今期のバレンシアは怪我人が続出しており(一時期は9人くらい笑)、チーム内での序列を徐々に上げています。

主にバレンシアの右サイドで、コクラン、ヴァス、ロドリゴと連携し、オーバーロード(どちらかのサイドに人を集中させる戦術)の形を構築することで、フェッランのクロス精度の高さかを活かしゴールを狙うパターンがあります。

またフェッランは中に切り込んでシュートを打てるだけの、脚力とシュート能力の高さを持っています。この能力は日本人選手にはない能力です。

バレンシアとの契約期間が今季で切れるので、リーガファンとしてはプレミアのチームに引き抜かれないか心配です。


リキ・プッチ(バルセロナ・スペイン)
年齢 20
市場価値 1000万ユーロ
ポジション インサイドハーフ
今シーズンの成績 14試合(バルサB)2得点2アシスト

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(Photo by Erwin Spek/Soccrates/Getty Images)

同じくバルサ下部組織出身のイニエスタを彷彿とさせるドリブルとパスセンスが持ち味の選手です。

バルサの中盤はデヨングやブスケツラキティッチ・アルトゥ―ルをはじめ実力者が多くなかなか出番を掴めていない状況です。

またフィジカル的にまだリーガの1部レベルに達していないため、途中出場もあまりできていません。

ただ一度ボールを触るとバルサイズムを存分に発揮し、ボールのトラップ・扱いがうまく、パスコースを見つけることが出来ます。

またターンすることで相手のディフェンダーをかわすことも得意です。
しかしまだまだ本来の実力をトップレベルで出せてはいません。


これから飛躍するための課題は、①ボールをもらいすぎにいかないこと②インテンシティーの強化が挙げられると思います。

①ボールをもらいすぎにいかないとは、バルサの中盤の選手は総じてスペースの使い方がうまいと思います。しかしリキプッチはディフェンスラインのボールをもらいにいこうとしすぎる癖があります。

本来4-3-3のインサイドハーフの選手であれば、ウイングやトップの選手と連携できるポジショニングをする必要があります。


しかしリキプッチはボールをもらいたいがために中盤の底まで降りてしまい、逆にCBやブスケツのために開けておくべきスペースを埋めてしまうことがよくあります。

その結果前線に数的不利が発生してしまいます。

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リキプッチがボールをもらいに行き過ぎたとき

②はインテンシティーの強化です。バルサの中盤はデヨングが加入したのでまだ強度が上がりました。ただCLでプレミアリーグのクラブと対戦するとどうしても空中戦やフィジカルで負けてしまいます。(特にラキティッチ

そのためビダルが重宝されていますが、リキプッチを使うとなるとさらに中盤のインテンシティーは低下してしまいます。

リキプッチもそうですが、バルセロナの中盤自体の強度が上がらなければ主力として出場することは難しいのではないでしょうか。

冬にレンタルで移籍したほうが良いように思います。


サムエル・チュクウェゼ(ビジャレアル・ナイジェリア)
年齢 20歳
市場価値 3000万ユーロ
ポジション 右サイドハーフ・ウイング
今シーズンの成績 15試合(先発8)3得点

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(Photo by Jose Breton/Pics Action/NurPhoto via Getty Images)

ビジャレアルがナイジェリアのクラブから50万ユーロで引き抜いた、弱冠二十歳のワールドクラスになる可能性がある選手です。

アフリカ人選手特有の身体能力(スピード性能・体幹の強さ)を持っています。また良くも悪くも強引に相手のディフェンダーに挑もうとする気概があります。(たまにチームメイトのジェラールモレーノに怒られています笑)

気持ちの強さは彼にとって大きなアドバンテージとなっており、終盤に決勝点をとることが多いです。

これからの成長次第ですが、将来的にはリブァプールのマネのような選手になる可能性を秘めています。

アレクサンデル・イサク(ソシエダスウェーデン)年齢 20歳
市場価値 800万ユーロ~1000万ユーロ
ポジション センターフォワード
今シーズンの成績 16試合(先発2)2得点

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(Photo by Jose Breton/Pics Action/NurPhoto via Getty Images)

ドルトムントに所属していたことから、日本でもそこそこ名前の知られた選手だと思います。

イサクは足の速さに一定の評価があります。ただそこまで圧倒的な速さではないのです。そのため一番大きな特徴は長い足を使った滑らかなドリブルが出来ることだと思います。
また決定力もフォワードとしてのレベルに達していると思います。

ただなかなかソシエダでスタメンから出場することはすくないです。ライバルに絶対的なエースのエイリアン・ジョゼが存在しているのでしょうがない面もありますが‥。

数年後、ウイリアン・ジョゼを抜いてスタメンの座を勝ちとった時こそ、イサクがリーガでも指折りの選手となったと言えるのではないでしょうか。


まだまだ書き足りないですが、今回はこれで終わろうと思います。久保のライバルということで、前線の選手が多めになってしまいました。

またウーデゴーやロドリゴ、ファティー当たりの有名な選手は敢えて書いていません。(みなさんよく知っておられるので)


記事にはありませんが、他にもバレネチェア(ソシエダ)、ブライアンヒル(セビージャ)、ライネス(ベティス)などリーガには有望な前線の選手が多くいます。ぜひ注目してdaznwowowで応援して見てください!