バレンシアの騒動

最近密かに気になり始めたバレンシアですが、まさかのマルセリーノ・ガルシアトラル監督解任となりました。会長のリムとの確執が原因とされています。
確かにマルセリーノの戦術には限界があったのも事実です。
マルセリーノは守備時4-4-2のブロックを構築し、全線の2トップも積極的にプレスをかけることで固い守備をもたらしていました。
ロングボールにはヘディングに強い？ガブリエルやガライらセンターバックが対応し、中盤のスペースはコクランやコンドグビアが相手からボールを刈り取っります。
しかし攻撃に関しては、fw2人の連携で崩すパターンかパレホのサイドチェンジからガヤやゲデスなどサイドからのクロスくらいのもので、基本的には選手の個の能力に頼っていました。
このへんはビジャレアル時代から変わらないと思います。
しかし、国王杯優勝監督へのリスペクトに欠けるリムの行為は誉められることではありません。
選手のモチベーションにも影響します。(何人かの選手はお別れの挨拶のとき泣き崩れたらしい)
なんにせよこれから新監督のもと1からチームを作り直すのか、既存のチームバランスを崩さないのかわかりませんが、バレンシアの幸運を祈っています。