バレンシア・バルサ・アトレティコそしてビッセル神戸へ~ダビド・ビジャ~
私がサッカーにはまったころビジャはバルセロナに所属していた。2010年に移籍金4000万ユーロでバレンシアから加入してきたこの選手は、バルセロナでいくつもの重要なゴールを奪った。
バルセロナ所属時代に特に記憶に残っているゴールシーンは、マンチェスターユナイテッドとのCL決勝のゴールとメッシからパスを受け右足のつま先でを決めたクラシコでの得点だ。
この2つのゴールで私はコロッといき、ビジャのことが大好きになった。
そして訪れたのがアトレティコマドリードへの移籍だ。当時私はシメオネ率いるアトレティコを密かに応援していた(笑)。そのためこの移籍を聞いたときはものすごうれしく試合の日が待ちきれなかった。
移籍後第1戦は古巣バルセロナとのスーペルコパだった。前半12分、中央でジエゴコスタが倒されているのを見た瞬間左サイドからのクロスを、ビジャが右足でハーフボレー気味に決めたのだ。このゴールによりアトレティコがバルセロナを下し、スーペルコパのタイトルを獲得した。私にとっての一生忘れることができない瞬間だった。
またこのシーズンアトレティコはリーグ優勝を果たし、ビジャ自身も13得点と大活躍する。
惜しくも1年シーズンだけでアトレティコを退団してしまったが、ビジャの活躍は熱狂的なアトレティ―の記憶に確かに刻まれた。
そして2018年ビジャがビッセル神戸に入団することが決定したのだ!イニエスタといいポドロスキーいい神戸の交渉力には感心する。今シーズンこそは、この3人を身にスタジアムに訪れたい。
ビジャのプレースタイルを自分なりに解説してみる。バルセロナ時代にウイングを経験していることからもわかるように、スピードを生かした裏抜けとドリブルからチャンスを作れる。またシュートセンスも抜群で様々なアイデアを生かして得点することができる。
彼はすでに37歳ということで、Jリーグの舞台で活躍できるか懐疑的な目を向けている人もいるだろう。しかし心配しないでほしい。一度彼のプレーを見たら、必ずや彼のことが好きになるだろうから。