リーガ・エスパニョーラ～個人的に良いと思った選手～
今シーズンのリーガも終わってしまった。私が来シーズンに向けておもしろいと思った選手を紹介していく。（若手中心）
ペル・ノラスコアイン(アスレティック・ビルバオ)
今シーズントップ昇格を果たしたビルバオの若きCBだ。今シーズンリーグ戦8試合出場とまだまだ出番は少ない。イニゴマルティネスやジェライの牙城を打ち破れていないのが現状だ。
しかしそれでもビルバオが苦戦していた前半戦に、コーナーキックからのヘディングで2ゴールを奪いチームを救ったことは記憶に新しい。
今シーズン推定500万ユーロに上昇したが、彼の価値はあと2年後に3000万ユーロ程になる可能性を秘めていると思う。今後守備の読みを身につけることが課題になる。
ラウール・デトマス(ラージョ)
レアル・マドリードからレンタルで加入した今シーズンここまで31試合に出場し14ゴールを上げている。惜しくもチームは降格してしまったが、一人別次元の活躍を見せた。
レアルでレギュラーになれるとは考えられないが、CFの2番手になる力を持っている。セビージャやバレンシアなどの強豪が補強に動いてもおかしくないが、確実なことは来シーズンラージョのユニフォームに袖を通していないだろう。
この選手の特徴は並外れたシュート力だ。彼のゴールへの嗅覚はレジェンド、ラウール・ゴンザレスを彷彿とさせる。また泥臭く決めることも出来る。日本人だと佐藤寿人、ドイツ人だとかの有名なゲルト・ミュラーのようなゴールへの嗅覚を兼ね備えている。
ドリブルはあまりするイメージがないが、フィジカルは強い。既に24歳であり伸び代は少ないかもしれないが新天地でも活躍して欲しい。
ゴンサロ・ゲデス(バレンシア)
バレンシア復活の立役者としてリーグ戦24試合5ゴールを上げている。バレンシアの切り込み隊長とも言えるこの選手の特徴は、力強いドリブルからのカットインだ。天性の脚力を活かしたスピードで相手のDFを簡単に抜き去ることが出来る。
シュートセンスも際立っており、斜め45度から強引にシュートを放つとボールは綺麗な軌道を描きゴールに吸い込まれていく。
ボールロストは多いいが彼の貢献度を考えれば、全く問題ない。怪我が多くコンディションが万全ではないことがあるが、それさえ改善出来ればさらにその価値を高めることができるのではないだろうか。
アンデル・バルネチェア(レアル・ソシエダ)
現在弱冠17歳にしてソシエダで出場機会を増やしているFWだ。リーガ初の21世紀生まれの選手として活躍するこの選手は将来が確約されている。
まだまだ荒削りなことも多いが、レアル・マドリードのDFを崩したことは彼の能力を証明している。彼の最大の特徴はドリブル突破からのシュートが早いことだ。ふりが早い割に正確にゴールマウスを捉える。まだまだ荒削りだが、未来のスター候補の1人だ。
それにしてもバスク地方からはいい選手がどんどん出てきますね。この地域ては、サッカーの文化がほかの地域よりも根付いているのでしょうか？なんにしてもビルバオには頑張ってもらいたいです。これからも少しずつ気になった選手を紹介していきます！
